あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院のブログ記事
2013 01/21 15:41
耳鼻科診療では特に視診、つまり耳や鼻、咽をよく見ることが大切です。ところがいずれの部位も奥まったところにあるため何かしらの方法で光を入れないと見ることは出来ません。 古くからの方法では額帯鏡という凹面鏡を使い、電球などの光源からの光を反射させて見たいところを照らしていました。 額帯鏡自体は軽くて着脱も楽だし、構造も単純なので故障もない...
2012 12/30 06:34
12月30日(日曜日)から1月3日(木曜日)まで休診いたします。
2012 09/12 19:06
今回は耳管開放症についてお話ししたいと思います。 耳管とは鼓室と上咽頭をつなぐ管で、その役割は鼓室の気圧と大気圧の均衡を保つことや、鼓室内から不要な分泌物や病原体を上咽頭へと運び出してきれいな状態にすることなどにあります。耳管が働いているのを実感するのは、飛行機に乗ったときなど気圧が変動する時です。例えば着陸態勢に入って飛行機の高度が下...
2012 08/30 17:09
例年、春先から初夏にかけて流行する風疹が今年は真夏以降も収まらず、大流行となっているとのことです。風疹は一度流行すると2〜3年は続くそうで、今後も動向を注意してみていく必要があるかと思います。 現在風疹に最も罹りやすいのが、成人男性。特に30代から50代の方で、この年代では風疹に対する抗体を持たない方が多いためです。 風疹の症状は、発熱...
2012 08/28 13:44
YouTubeに動画アップしました! 急性中耳炎の起こる仕組みについて、イラストとアニメーションを駆使して説明しています。 ================================================ ブログランキングに参加しています! 宜しければご協力を! (アイコンをクリックするとランキングのページにジャン...
2012 07/08 00:23
鼓膜に穴が開いてしまう病気としては、慢性中耳炎や鼓膜の外傷などがあります。自然に閉じる場合もあるのですが、鼓膜に穴が開いたままですと,ここから細菌が中耳へと侵入して耳だれが出やすくなったり、聞こえが悪くなったりします。 鼓膜の穴を閉じる方法として以前から行われていたのは、鼓室形成術や鼓膜形成術ですが、数週間の入院が必要であり、耳の周りの...
2012 07/06 12:17
鼓膜に穴が空いた状態を、鼓膜穿孔(こまくせんこう)と言いますが、大きく分けて二通りの原因で起こります。一つには中耳炎によるもの、もう一つは外傷によるものです。 中耳炎で鼓膜穿孔の起こる機序ですが、 1.カゼをひいた時に耳管を通じて鼻の奥から中耳へと炎症が広がります。 2.中耳に膿が貯まり始めます。 3.中耳腔が膿で満タンになると、行き...
2012 06/14 15:24
鼻水が止めどもなく流れる時、患者さんは、「もう鼻なんか取って下さい!」と訴えることがあります。でも、鼻は体にとってはなくてはならないものですし、鼻水にだって重要な役割があるのです。 そんな鼻や鼻水の役割と、花粉症や鼻風邪で鼻水が多くなるのはどうしてかということを、スライドショーとアニメーションにしてみました。 YouTubeへのリンク...
2012 06/13 23:13
今回は自作のイラストを使って、急性副鼻腔炎についてお話ししたいと思います。 我々の顔面の骨の中には、いくつかの空洞があります。額の中、目の内側、頬の中と、図には表しませんでしたが鼻腔の真後ろにもあります。それぞれ前頭洞(ぜんんとうどう)、篩骨洞(しこつどう)、上顎洞(しこつどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)といいます。 副鼻腔...
2012 06/04 12:03
最近、とある雑誌へ鼻出血に関する記事の投稿を依頼されたのですが、ついでに当院を受診された鼻出血の患者さんについて調べてみることにしました。といっても、カルテを一冊一冊詳細に見直したわけではなく、データベースから鼻出血で受診された方をピックアップしての検討です。 まず、男女比ですが、漠然と男性の方が多いかなと思っていたのですが、予想通り...